「今日はやめておこう」「明日でもいいか」――。
頭ではやるべきだと分かっていても、感情に押されて行動が後回しになることはありませんか?
実は、成功している人たちも同じように「やりたくない」という気持ちを感じています。
しかし彼らは、その感情を乗り越えて行動を続ける仕組みを持っています。

E.M.グレーはこう述べています。

成功者たちの共通点は、成功していない人たちの嫌がることを実行に移す習慣を身につけているということである。
彼らにしてみても、必ずしも好きでそれを行っているわけではないが、自ら嫌だという感情をその目的意識の強さに服従させているのだ。

今回は、この言葉をヒントに、感情を超えて行動を続けるための考え方と実践方法をお伝えします。


第1章 「嫌なことをやる」成功者の習慣

成功者は、感情を抑えて淡々とやるべきことを積み上げます。
彼らにとって、それは才能ではなく「習慣」です。

私自身も、毎日ブログ記事を書くと決めた初月は半分以上の日で「今日はやめたい」と思っていました。
しかし「読者に価値を届ける」という目的を紙に書き、机に貼り、毎日目に入るようにしたところ、次第に行動が定着しました。
半年後には月間10万PVを超え、広告収益も安定。
やりたくない日も続けられたのは、感情より目的を優先する習慣があったからです。


第2章 燃えるような「イエス」が感情を超える

やるべきことに集中するためには、不要なことに「ノー」と言う力が必要です。
そのためには、心から大事だと思える「イエス」がなければなりません。

私の知人は、毎朝5時に起きて3年間資格の勉強を続けました。
何度も二度寝したくなる衝動にかられたそうですが、そのたびに「子どもに努力する背中を見せる」という目標を思い出し、布団から出たと言います。
目的が明確だと、感情はやがてそれに従うようになります。


第3章 価値観に沿った意思の力

行動を左右するのは感情ではなく、価値観です。
私が会社員時代、短期的な売上を上げるための派手な施策を提案されたことがありました。
しかし私の価値観は「顧客の信頼を積み重ねること」。
時間はかかっても、長期的に信頼を築く改善策を選びました。
半年後、顧客満足度は過去最高を記録し、売上も右肩上がりに。
価値観に沿った意思の力は、長期的な成果を生みます。


第4章 第一の創造を誠実に実行する

主体的な人は、まず理想を頭の中で描き(第一の創造)、それを現実に形作ります(第二の創造)。
やるべきことを続ける力は、この第一の創造を誠実に実行し続ける中で育ちます。

私は新しいプロジェクトを始めるとき、まず「最終的な理想像」を紙に書き、そこから逆算して行動計画を作ります。
そして、毎日のタスクに落とし込み、感情に左右されずに実行します。
こうした習慣があると、迷いや先延ばしは減ります。


第5章 感情を超えて行動するためのチェックリスト

1.目的を紙に書き、毎日目に入る場所に貼る

 やる理由が明確になると、感情の波に流されにくくなる。

2.「燃えるようなイエス」を見つける

 本当に守りたい価値や目標を特定する。

3.やらないことリストを作る

 目的と関係ない行動や誘惑をあらかじめ排除する。

4.行動を小さく始める

 嫌なことも「5分だけやる」からスタート。

5.行動の時間を固定する

 やるかどうかではなく「いつやるか」を決める。

6.進捗を信頼できる人に共有する

 人の目は行動継続の強力な味方になる。

7.第一の創造を意識する

 理想像を描き、それに沿った行動計画を持つ。


まとめ

やるべきことをやり抜く人は、感情を消しているわけではありません。
目的意識と使命感によって、感情を味方につけています。
そして、その力は価値観に沿った意思の力と、第一の創造を形にする習慣から生まれます。

「嫌だな」と思ったときこそ、自分の目的を思い出してみましょう。
その一歩が、あなたの未来を確実に変えていきます。